ホーキング 1942〜
イギリスのオックスフォードに生まれる。筋萎縮症のハンディを背負いながらも、宇宙の謎に挑み続ける理論物理学者である。宇宙創生において、神に関係のない理論を示したと言われる。
だが、神を信じたニュートンでさえも、万有引力の法則による惑星運動の計算には神は必要ではなかった。
世界が驚いた重力量子論 は量子力学と一般相対論が結びついたものであった。空間を飛び
回る素粒子は、現象面で絶えず、出現と消滅を繰り返す。そこで、
重力を素粒子として捉え、壮大な宇宙の始まりと終わりに当てはめ
たのである。特異点定理では、重力場が量子効果を無視できなくな るほど強くなるのである。
虚時間で言えば、宇宙は始まりもなく、終わりもない、自己完結し
ているという。宇宙の経歴には特異点すら無くなる。あなたには、
想像できるでしょうか。唯、ホーキングが導きだした理論は神を否
定するものでもなかった。
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