ガリレオ・ガリレイ 1564〜1642
イタリア出身の天文学者である。幾何学や力学を専攻し、比重測
定の論文では高い評価を得た。25歳の時、ピサ大学の数学講師と
なるが、在職中、2000年来信じ続けられていたアリストテレスの学
説を覆す実験をある塔で行ったのである。ピサの斜塔である。その 実験は重さの違った二つのボールを同時に落とし、同時に地上に落
下するというものでした。この日、ガリレオの学説(落体の法則)が 証明された。
やがて、地動説に興味をもっていたガリレオは木星の衛星の発見
や太陽の黒点を発見した。しかし、教会により、聖書との矛盾を指
摘され、太陽中心説の学説は禁止された。だが、持ち前の気の強
さが彼を突き動かし「天文対話」を発表させた。これが原因で宗教裁
判にかけられ、「地動は邪説」という誓文に署名させられ、幽閉され
た。しかし、「それでも地球は回っている」と密かに言下したと伝えら れている。
ガリレオの相対性原理にある天文対話は言う。「およそ真理なるも
のは立場によって異なるものではない」と。
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