ニュートン 1647〜1727
イギリスのウールズソープの農家に生まれた。病気がちであった
が、発明が得意であった。1661年ケンブリッジ大学に入学。『白色
光線は色の集まりで、プリズムをあてることにより、その屈折率の違
いによって7色に分かれる』ことを証明した。ニュートンの三大発見の
一つである。又、微積分法もそうであるが、最も有名なのが万有引力
の法則である。
なぜ月は天空にあるのか。当時の教会の見解は、天空には地上
とは違って天空の法則があるのだと。しかし、ニュートンはこの地上
と同じ引力の法則があると考えた。例えば、巨人が日本から西に向
かって石を投げる。アフリカに石が落下した。次に富士山に登って石
を軽く投げる。大西洋を飛び越えてアメリカに落下した。今度は思い
っきり投げた。すると地球をぐるっと回って自分の後頭部に当たった。
つまり、ニュートンは石と同じように、月も落下しているのだが、地
球の曲面がみごとに相殺しているから落ちてこないんだと主張した。
実際、月の平均公転速度は3672q/h(1.02/s)である。この法則以
降、惑星の運動は正確に計算されるようになった。リンゴの落下から
月の落下まで証明したことになる。
      
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