豊臣秀吉 1537〜1598
尾張に生まれる。木下藤吉郎。武士になるべく18歳で小者として 織田信長に仕える。愛称「猿」と呼ばれ可愛がられる、草履を懐で
暖める忠義者だからなおさらである。農民の子から天下人となった
英雄である。(伝説も多し)。
秀吉が目覚ましい功績をあげたのが、美濃の斉藤道三の稲葉山
城攻略である。信長はこの要塞を攻め落とせずにいると、秀吉は一
晩で黒俣に城を築き、信長はここを拠点に斉藤道三を攻め落とした。
これを機に武将となり、次々と功績をあげる。やがて、中国毛利を攻
略中に、明智光秀の謀反が起き、とってかえして(中国大返し)、山 崎の戦いで光秀を討ち滅ぼした。そして、徳川家康などの武将を押
さえて、晴れて天下人となった。
太閤検地と刀狩りは後世に大きな影響を与えた。安定した収入
と治安を保証する基盤となった。そして、キリシタンの禁止をする。し
かし、無茶な外国侵略をして、豊臣政権を弱体化させ、滅亡へと傾
けてしまう。外国侵略が裏目に出てしまったのである。秀吉の後半
生よりも、前半生が好まれる。こんな川柳もある「春風や藤吉郎の
いる所」。
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